○○だけを選択:ジャンプ
- excel-10seconds
- 2015年12月7日
- 読了時間: 3分
月初につきバタバタしておりました。
申し訳ございません。
そんな月初に大活躍した『ジャンプ機能』を紹介したいと思います。
ちなみにネタにするきっかけは、リーダーからの「ピボットテーブルを組んだ時にできる空白に上の値を入れたい」という、文字にすると難しすぎるご質問から。
つまり↓コレを

こう↓したい

とのこと。
(※データはなんちゃって個人情報さんで生成いたしました。)
空白セル全部に「一つ上のセルを参照する」という数式を入れれば解決しますね。
では手順。

まず編集できるようにピボットから新しいシートなどにデータを値貼り付けします。

空白を埋めたい最初のセルを選び、一つ上のセルを参照するように数式を組みます。

(Enterするとこんな感じ)

これをコピーし、貼り付ける準備をします。

貼り付け先の空白を含むエリアを選択します。
この範囲から空白セルだけを選択します。

リボンの『ホーム』→『編集』→『検索と選択』→『ジャンプ』、
またはショートカットキーで Ctrl + G 、
または F5 キーで『ジャンプ』のダイアログボックスが出てきます。

左下の『セル選択』をクリックすると

オプションが出てくるので、そこで

『空白セル』を選択して『OK』すると

選択範囲の中から空白セルだけを抜き出すことができました。

この状態で、コピーしておいた数式を貼り付ければ

キレイに空白に上の値を入れることができました。
あとはコピー→右クリック→形式を選択して貼り付け→値、で値に直しておけば、何かの弾みでデータがずれる事もありません。
難しいと思った人は、「へー空白セルだけ選択できるんだー」ってことだけ覚えておいてください。
ちなみに。
オプションを見れば分かるとおり、空白セルだけではなく、いろいろな条件でセルを選ぶことができます。
それを活用して11月のフォーマットを12月のフォーマットに修正してみます。
(月初に大活躍、というのはこのフォーマット修正祭りのことでした)

※売上と人数はランダム関数使ってその場で作ったデタラメ数値です。数式は消して値のみ。
客単価にだけ[=IF(人数=0,0,売上/人数)]という数式が入っています。
まず11月の日付を12月に直します。

ばーっと選んで

Ctrl + H で置換ダイアログボックスを呼び出し、

「2015/11/XXの11月を12月に書き換えて」と指定して『すべて置換』。

完了。
1日足りていませんが、あとで客単価の数式と一緒に追加します。

既に埋まっているデータのうち、数式の入ってる『客単価』を残して、
数式の入っていない『売上』と『人数』を消します。
ばーっと選択し、

Ctrl + G (またはF5) →『セル選択』

選択オプションの

『定数』を選び、チェックボックスの『数値』以外のチェックを外し、『OK』。

すると数式の入っていない定数のセルだけが選択されました。
この状態で、キーボードのDeleteキーを押して

クリア。
きれいになりました。

最後に足りない1日分を追加します。
一番下に追加するとSUM関数の範囲から漏れてしまうので、下から二番目に1行追加します。

追加した行より上の行を選択し、

右下のフィルハンドルを右クリックならぬ右ドラッグで下に引っ張ります。
手を離して表示されるメニューから、『書式なしコピー(フィル)』を選択。
※参考→関数の挿入

既存の書式を崩すことなくきれいにコピペすることができました。

12月度のフォーマット完成!!
と言う訳で、ジャンプ機能、とっても便利です。
Excelに慣れてきたら是非使ってみてください。
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